相対強度指数（RSI）で取引する方法

RSIの設定方法

RSIをチャートに追加するには、「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」をクリックして、「RSI」を選択してください。

MetaTraderの初期設定では、RSIの期間は「14」です。必要に応じてこのパラメーターを変更できます。短期のトレーダーは、通常、9日のRSIを使用しますが、長期のトレーダーは25日のRSIを選択します。全体として、期間が短いほど、指標の変動は大きくなります。

相対力指数の解釈方法

RSIは0%～100％の範囲で推移しています。また、50の水準で中央線を追加することもできます。RSIが中央線から上昇してきたときが「買い」となります。RSIが50を下回ると、新しい弱気トレンドの兆候であり、売り取引の開始を考慮してください。

市場は買われ過ぎまたは売られ過ぎ

他のオシレーターと同様に、RSIは資産が買われすぎるか売られすぎるかと判断するのに役立ちます。そのため、RSIの70%と30%のレベルに集中すべきです。RSIが70%以上であれば、資産は買われすぎであり、下方調整される可能性があります。逆にRSIが30%以下であれば資産は売られすぎであり、逆転できると判断されます。

ただし、強いトレンドの場合はRSIが買われすぎや売られすぎのゾーンに長期間とどまることができますので、そのアプローチは適していません。強いトレンドの証拠がある場合、下降トレンドでRSIが売られすぎのゾーンにあるときに売り、上昇トレンドでRSIが買われすぎのゾーンにあるときに買うのを検討してください。

全体として、指標が買われすぎまたは売られすぎのゾーンから離れ、トレンドの方向にあるシグナルのみを追跡すると、RSIシグナルの正確性は高めます。たとえば、RSIが30％を超えると、上昇トレンド中に買うことができます。

市場の逆転

さらに、RSIと相場のダイバージェンスが反転を警告する可能性があります。価格が高値を更新しているにもかかわらず、RSIが前回高値を超えない場合は、弱気のダイバージェンスであり、ネガティブなシグナルです。また、価格が安値を更新しており、RSIが前回安値を下回らずに切りあがった場合は、強気のダイバージェンスです。

RSIは他のオシレーター、MACDと組み合わせて使用されることが多いです。RSIは一定期間の相場における高値と安値を活用して、値動きの強弱を数値で表し、MACDは二本のEMAの差を判断します。RSIとMACDを組み合せば、強力なコンボとなります。

まとめ

有能なトレーダーは、RSIが何であるか、それをどのように使用できるかを知っておくべきです。しかし、分析がRSIだけに基づいていなく、値動きの分析や他のテクニカル指標の適用を含んでいることを確かめてください。さらに、RSIシグナルが長期トレンドに従う場合、正確性は高くなることを忘れないでください。

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