ウィリアムパーセントレンジ(Williams’ Percent Range、%R)

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ウィリアムパーセントレンジ(Williams’ Percent Range、%R)とは、ラリー・ウィリアムズ氏が1973年に考案したテクニカル指標です。これは簡単で、値動きの速度を測る効率的なオシレーターです。

%Rの使い方

%RはMetaTraderの標準パッケージに含まれているので、ダウンロードする必要はありません。表示するには、メニューバーの「挿入」→「インジケータ」→「オシレーター」をクリックし、「Williams’ Percent Range」を選択してください。

初期設定では、指標の期間は14ですが、必要に応じてこのパラメーター変更できます。

%Rの見方

ウィリアムズ%Rはモメンタムオシレーターであり、 ストキャスティクス によく似ています。唯一の違いは、ストキャスティクスが異なる期間の始値と終値を比較しますが、ウィリアムズ%Rが終値のみを使用し、一定期間内の値幅の中で高値と安値の範囲と比較します。

ストキャスティクスとは異なり、ウィリアムズ%Rでは目盛りが逆転して表示されます。つまり、ウィリアムズ%Rのより低い値がウィンドウの上部にあり、ウィリアムズ%R線が上から下に移動するにつれて数字が降順に増加することを意味します。したがって、0が一番上にあり、 -100が一番下にあります。

ウィリアムズ%Rは、相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断します。%Rの数値が80から100%の時は相場が売られ過ぎていることを示し、購入を考え始める方が良いです。また、%Rの数値が0から20%の時は相場が買われ過ぎていることを示し、売ることを考え始めるべきです。

ただし、買われ過ぎや売られ過ぎの指標値は価格が逆転するという意味ではありません。買われ過ぎは、価格がその最近の範囲の高値に近いことを意味し、売られ過ぎは、価格がその最近の範囲の安値に近いことを意味します。したがって、このシグナルを市場にエントリーする唯一のヒントとして使用することはおすすめできません。つまり、ウィリアムズ%Rは価格変動や他のテクニカル分析ツールでの確認が必要とします。

最も簡単で効率的な方法は、上昇トレンド中に価格が売られ過ぎゾーンを離れた状態を探すことです。これは買いサインとなる可能性が高いです。逆に、下降トレンドが目視分析や指標で確認された場合は、売り注文を発注するには価格が買われ過ぎゾーンを離れた状態を探してください。この戦略を使用すると、ウィリアムズ%Rを ボリンジャーバンド や エンベローブ などの指標と組み合わせることができます。

また、トレーダーがモメンタムの失敗を追跡するためにウィリアムズ%Rを使うこともできます。強い上昇トレンドの時、価格はよく-20以上のレベルに達します。指標の値が下落して、再び下落する前に-20を超えることができない場合、価格の上昇モメンタムが低下し、さらに大きな価格下落が続く可能性があることを意味します。

同じことが下降トレンドについても言えます。-80以下の指標値がよく達成されます。指標が上昇する前にもはやこれらの低いレベルを達成できない場合は、価格が上昇するサインである可能性が高いです。

さらに、他のオシレーターと同様に、ウィリアムズ%Rチャートは価格チャートと異なる時にシグナルが生成されます。新しい安値が前の安値を下回っており、ウィリアムズ%Rの新しい安値が前の値よりも高い場合は、買います。一方、新しい高値が前の値より高く、ウィリアムズ%Rチャートでの高値は前の高値より低い場合は売ります。

まとめ

ウィリアムパーセントレンジは、買われ過ぎ/売られ過ぎのゾーンを完全に示しています。他の指標と同様に、確認が必要であり、他のツールと組み合わせて使用する方が良いです。

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2022-04-12 ・更新

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