ガートレー

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ガートレーパターンは、ハーモニックパターンの中でも古典的なパターンです。元々、ガートレーH.M.が著書の222ページで紹介したのが由来の様です。しかし、ガートレー氏はパターンに対するフィボナッチ比率の使用について言及しませんでした。フィボナッチ数列はスコット・カーニーとラリー・ペサベントによって後で追加されました。

ガートレーパターンには、基本的なABCDパターンが含まれており、先に重要な高値と安値があります。ガートレーパターンは、4つの値動きによって形成されます。ブルガートレーパターンはM字に似ていますが、ベアパターンはW字に似ています。チャート上のガートレーパターンを示す文字はXABCDです。XA線はパターンの最長線でなければなりません。

ブルガートレーパターン(ベアガートレーパターンは逆となります)を見てみましょう。

すべてはX点で始まります。X点はより高い時間枠で見つけられ、より大きなトレンドの一部であることができます。X点は、チャートを見ている人にとって明確な高値/安値です。そして価格はXからAへ上昇し、A点で反転します。XAの波はパターンの範囲を制限します。また、他の波がこれらの点内で発達するはずです。

図のような構造を持つパターンは、以下の規則に適している場合、ガートレーパターンと呼ぶことができます。

  • B点はXAの61.8%のリトレースメントです。これは最も重要な条件です。
  • C点はABの38.2%~88.6%のリトレースメントとなることができます。
  • D点はABの127.2%~161.8%のエクステンションであり、またはXAの78.6%のリトレースメントで見つけることができます。

取引方法

D点は、ブルガートレーパターンで買うトリガーとなります。また、D点は反転になることもできるので、注意してください。トレーダーは、この範囲における反転を確認する必要があります。確認は、反転ローソク足のパターンまたはテクニカル指標の読みの形で行われることがあります。

テイクプロフィットとストップロス

テイクプロフィット注文のオプションは次の通りです。

TP1:CDの61.8%

TP2:DからのXAプロジェクション

ストップロスは、ブルガートレーパターンの場合はXの下に置く(ベアガートレーパターンの場合はXの上に置く)か、またはリスク管理ルールに従って設定することができます。

実際、チャートで見つかるパターンは、上記の比率に完全には合わないことがよくあります。その結果、テキストのガートレーパターンと取引したいガートレーパターンの違いが大きくなればなるほど、間違いのリスクが高くなります。

チャート上ではガートレーパターンの事例です。B点は約61.8%のXAリトレースメントです。C点は61.8%のABリトレースメントです。D点は、88.6%のXAリトレースメントです。このパターンはテキストのように完璧ではありませんが、十分近いです。

まとめ

正しく識別されたガートレーパターンは、リスクの低い取引を提供しています。多くの場合、ガートレーパターンは相場のトップ/ボトムの近くに形成され、反転に先行します。ガートレーパターンは、すべての時間枠で見つけて取引できます。

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2022-05-17 ・更新

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