米国株は、FRBによるインフレ抑制の試みと景気後退への懸念の高まりにより、過去50年以上で最悪の上半期となりました。
週間マーケットレポート 2017/05/15 ~2017/05/19
2019-11-11 ・更新
先週の相場のポイント 2017/05/08 ~2017/05/12
先週は、月曜から下ヒゲ陽線をつけてから上昇トレンドが継続したが、5/11から陰線を出している。
しかし、金曜日の終値で見ると、トレンドラインの上に位置しているので、このトレンドラインを割るか、または再度、反発して上昇へ転じるかがポイントになる。
ドル円の動きの背景には下記の要因が考えられます。
・米4月消費者物価は前月比+0.2%と市場予想通りだったが、同コアは+0.1%と市場予想の+0.2%より伸びが鈍かった。
・米4月小売売上高は前月比+0.4%(予想 +0.6%)と、予想より弱かったこと、米長期債利回りは2.385%前後から2.32%まで低下した。
・エバンス米シカゴ連銀総裁が「インフレ圧力は2%のターゲットを下回っている」「もし今年あと2回利上げしたら驚きだ」という発言も米長期債利回りを重くし、ドル売りになった。
結局、ドル円は底堅い動きを見せたものの114円台前半が抜け切れず反落。
NYダウが100ドルを超える下落し、113.30円までドル売りが進み金曜はCloseした。
今週の戦略 2017/05/15 ~2017/05/19
下記に注意しながら戦略を検討、
・週末に開催されたG4財務相・中央銀行総裁会議の影響に左右される。
・米トランプ政権の保護主義警戒によるドル安・円高の圧力が制御される。
・中国の主要経済指標も注目。 下記の経済指標の発表には注意が必要です。
・5/18 18:00:(欧) 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前期比]
・5/18 18:00:(欧) 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]
・5/17 08:00:(欧) 4月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]
・5/18 08:50:(日) 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比]
・5/18 08:50:(日) 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [年率換算]
戦略としては、
売りの場合: 113.20円を割り、且つ、トレンドラインを割った場合は112円後半を目指す売りポジションを検討。
買いの場合:113.50円をしっかりと超えた場合、114円を目指す買いポジションを検討。
FX 為替 ドル/円オーダー
116.00円 売り
115.50円 売り
115.00円 売り厚め、OP18日NYカット
114.80-90円 断続的に売り
114.50円 売り・超えるとストップロス買い
114.35円 売り
114.20円 売り
114.00円 OP18日NYカット非常に大きめ
113.33円 5/12 金曜日終値
113.10円 OP15日NYカット
113.00円 買い
112.50円 買い
112.00円 買い
■日足チャート■
時間足毎の分析
日足 | 4時間足 | 1時間足 |
買い | 買い | 買い |
日足の戦略
113.50円を超えたら買いポジションを持つことを検討する
4時間足の戦略
113.20円を割ったら売りポジションを持つことを検討する
1時間足の戦略
113.50円を超えたら買いポジションを持つことを検討する 113.20円を割ったら売りポジションを持つことを検討する 但し、売りの場合はSMA200を割るまでは様子みしたほうが良い
FX 為替:経済指標発表スケジュール 2017/05/15~2017/05/19
日付 | 時刻 | 国 | 内容 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
15 (月) | 7:45 |
1-3月期四半期小売売上高指数(前期比) |
||||
8:50 |
4月国内企業物価指数(前年同月比) |
|||||
8:50 |
4月国内企業物価指数(前月比) |
|||||
10:30 |
3月住宅ローン件数(前月比) |
|||||
11:00 |
4月小売売上高(前年同月比) |
|||||
11:00 |
4月鉱工業生産(前年同月比) |
|||||
16:15 |
4月生産者輸入価格(前月比) |
|||||
21:30 |
5月ニューヨーク連銀製造業景気指数 |
|||||
23:00 |
5月NAHB住宅市場指数 |
|||||
29:00 |
3月対米証券投資(短期債除く) |
|||||
16 (火) | 10:30 |
豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 |
||||
13:30 |
3月第三次産業活動指数(前月比) |
|||||
17:30 |
4月消費者物価指数(CPI)(前月比) |
|||||
17:30 |
4月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比) |
|||||
17:30 |
4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) |
|||||
17:30 |
4月小売物価指数(RPI)(前月比) |
|||||
17:30 |
4月小売物価指数(RPI)(前年同月比) |
|||||
18:00 |
5月ZEW景況感調査 |
|||||
18:00 |
1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比) |
|||||
18:00 |
3月貿易収支 |
|||||
18:00 |
1-3月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) |
|||||
21:30 |
4月建設許可件数(前月比) |
|||||
21:30 |
4月住宅着工件数(年率換算件数) |
|||||
21:30 |
4月住宅着工件数(前月比) |
|||||
21:30 |
4月建設許可件数(年率換算件数) |
|||||
22:15 |
4月鉱工業生産(前月比) |
|||||
22:15 |
4月設備稼働率 |
|||||
17 (水) | 7:45 |
1-3月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比) |
||||
8:50 |
3月機械受注(前月比) |
|||||
13:30 |
3月鉱工業生産・確報値(前月比) |
|||||
17:30 |
4月失業率 |
|||||
17:30 |
3月失業率(ILO方式) |
|||||
17:30 |
4月失業保険申請件数 |
|||||
18:00 |
3月建設支出(前年同月比) |
|||||
18:00 |
4月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) |
|||||
18:00 |
3月建設支出(前月比) |
|||||
20:00 |
MBA住宅ローン申請指数(前週比) |
|||||
20:00 |
3月小売売上高(前年同月比) |
|||||
21:30 |
3月製造業出荷(前月比) |
|||||
18 (木) | 8:50 |
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) |
||||
8:50 |
1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比) |
|||||
8:50 |
1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算) |
|||||
8:50 |
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) |
|||||
10:30 |
4月新規雇用者数 |
|||||
10:30 |
4月失業率 |
|||||
17:30 |
4月小売売上高指数(前月比) |
|||||
21:30 |
5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 |
|||||
21:30 |
前週分新規失業保険申請件数 |
|||||
21:30 |
3月対カナダ証券投資額 |
|||||
23:00 |
4月景気先行指標総合指数(前月比) |
|||||
19 (金) | 17:00 |
3月経常収支 |
||||
21:30 |
4月消費者物価指数(CPI)(前月比) |
|||||
21:30 |
4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) |
|||||
21:30 |
3月小売売上高(前月比) |
|||||
21:30 |
3月小売売上高(除自動車)(前月比) |
|||||
23:00 |
5月消費者信頼感(速報値) |
同様
パウエル氏は、1994年のグリーンスパンのように、インフレのソフトランディングを望んでいます。 しかし、どうやらハードランディングしそうです。
アマゾンは、6月3日の取引終了後(23:30 GMT+3)に、1 – 20の株式分割を行うと発表しました。
最新ニュース
EUR/USDは1.00$を数回割り込むも再び、1.00$台を回復したことで1.00$付近には大きな抵抗がある
USD/JPYは138.99円まで上昇し7月15日以来の高値を更新した。
金(XAU/USD)は3日間続伸したが1765$付近で上値が重たくなり反落か?