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Trailing Stop
トレーリングストップ
トレーリングストップロス注文は、資産の市場価格より下、または上の一定割合やポイント数にストップ価格を設定します。 この記事では、トレーリングストップロスの使用方法と、この戦略がお客様の取引戦略にどのような影響を与えるかをお伝えします。
トレーリングストップとは？
トレーリングストップは、一般的なストップオーダーを修正したものであり、資産の現在の市場価格に対し、特定の割合または金額を設定することができます。 ロングポジションの場合、トレーダーは現在の市場価格より下にトレーリングストップを置きます。またショートポジションの場合は、トレーダーは現在の市場価格より上にトレーリングストップを置きます。
トレーリングストップは、価格が投資家にとって有利に動く限りは、取引を開いたままでも利益を出し続けられるようにすることで、利益を守るように設計されています。 この注文は、価格が指定した割合または金額だけ方向転換した場合、取引を終了します。
通常トレーリングストップは、最初の取引と同時に置かれますが、既に取引が開始されている時に置かれることもあります。
トレーリングストップはどのように機能するのか？
トレーリングストップは利益を確定させる、または損失を限定するために設計されているので、一方向にしか動きません。 ロングポジションに10％のトレイリングストップロスを加えた場合、買付後のピーク価格から10％下落した時に買付取引を終了します。 トレーリングストップは高値の更新後、初めて上に移動します。 トレーリングストップは、一度上に移動すると、もう下には移動できません。
トレーリングストップは、資産価格の方向に自動的に追従するので、固定ストップロス注文より柔軟性があり、固定ストップロスのように手動でリセットする必要がありません。
投資家は、ブローカーが取引している市場でこのタイプの注文を提供している場合、あらゆる資産クラスでトレーリングストップを使用することができます。 トレーリングストップは、指値注文または成行注文で設定することができます。
MetaTrader 5でトレーリングストップを設定する方法
MT5でトレーリングストップを設定するには、幾つかのステップを行う必要があります：
- ダッシュボードに移動し、トレーリングストップロスを設定したい取引を選択します。
- 取引を右クリックすると、オプションメニューが表示されます。
- メニューの中から”トレーリングストップ”をクリックします。
- 新メニューが表示され、プリセットのストップロス・ポイントを選択、または独自の値を設定することができます。
- カスタム値を設定するには、カスタムオプションを選択します。
- 新たなウィンドウが表示され、そこでトレーリングストップの値を入力することができます。
- トレーリングストップレベルを入力し、OKをクリックします。
トレーリングストップの長所と短所
トレーリングストップの長所
トレーリングストップの最大の長所はポジションが有利に動き、それに応じてエクスポージャーを調整したい場合、手動でストップを移動する必要がなく、柔軟性があるという点です。
未決済ポジションにストップを設定し、取引で利益が出た場合に調整しない場合は、ポジションは最初に設定したストップ位置まで戻らなければ、自動的に決済されません。 早く決済していれば得られたであろう利益も失われてしまいます。
トレーリングストップは、成功した取引から利益を守ると同時に、損失を最小限に抑えることで防ぐことができます。
トレーリングストップの短所
トレーリングストップを設定する場合、トレーリングステップを、市場価格から離れすぎたり、近づけすぎたりしないように注意する必要があります。 あまり遠くに設定してしまうと、無駄な損失を出す危険性があり、逆に市場価格に近づけすぎると、利益を出す前に取引を打ち切られる可能性があります。
トレーリングストップの例
例えば、XAUSDが強気市場に入ると考えましょう。1650で買うことにして、トレーリングストップを1600にしたとします。
これは、トレーリングストップなので、トレーリングステップの入力も必要です。 トレーリングステップはXAUSDがどれだけ前進すれば、ストップが一緒に動くかを決定しています。 つまり、XAUUSDが5ポイント動くたび、ストップが動くように設定しておくことによって、XAUUSDが1655を呼んだら1605に動くといったようになります。
例えば、金が1700の高値まで上昇し、その後下落したとします。トレーリングストップは1650まで上がり、市場がその価格を下回ると発動されます。 この場合のポジションは、ブレイクイーブンレベルとなり、つまり損失なしで決済されます。
まとめ
トレーリングストップは、取引中に収益を節約できる、素晴らしい機能です。 その使い方を練習することによって、取引スキルが向上します。
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2022-12-14 ・更新
