リトレースメントとは？

リトレースメントとは、FX、株式、金、指数などの金融商品の価格方向に対して、一時的に値動きが変化することを指します。リトレースメントの後、価格は最終的に戻り、全体的なトレンドを継続します。

リトレースメントは大きな変化を示すものではないので、一時的なものと考えた方がよいでしょう。そうでなければ、トレーダーはこの小さなプルバックにだまされて、トレードで不利な動きをすることになります。

リトレースメントをひとことで言うと

リトレースメントは、トレンドの一時的な中断と表現することができます。しかし、価格が上下する連続的なプロセスの中で、いつでも起こりうることです。

相場師は、より多くの勝利を得るために、リトレースメントを見極める方法を知る必要があります。例えば、いわゆるインデックスローソク（トップとボトムが長い）に注目することもあります。その他の要因としては、空売り（リトレースメントが起きただけでは変化なし）や取引量などが考えられます。

また、テクニカル分析にはフィボナッチ・リトレースメントといった手法もあります。重要な支持線と抵抗線を決定するのに役立ちます。この知識があれば、トレーダーはエントリーポイントを特定し、ストップロスとテイクプロフィットを設定し、トレンドに反する動きを予測することができます。

リトレースメントとリバーサル：その違い

前述したように、リトレースメントとは、価格トレンドの中で一時的に価格が変化することを指します。逆に、反転とは、あるトレンドが終わり、別のトレンドが始まることで、簡単に言えば、全体の価格トレンドが大きく変化することを指します。

この場合、価格はその方向で長期間継続する可能性が非常に高いです。上昇トレンドが下降トレンドに切り替わることもあれば、その逆もありえます。

しかも、リトレースメントは実質的にファンダメンタルズの変化を伴いません。あるいは、反転は通常、ファンダメンタルズの変化や変化のヒントを伴います。最後に、一時的なリトレースメントとわずかな価格変動なのか、反転なのか、すぐには判断できない場合があることに注意してください。そのため、実際に行動するまでに時間がかかるケースもあるのです。

一時的な反転か本当の反転かわからない場合は、ストップロスでいつでもリスクを軽減することができます。

1 – リトレースメント

2 – リバーサル

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2023-04-04 ・更新

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