金は完璧な再テストを行いましたが、上昇するドルに対して持ちこたえられるでしょうか?また、ジャクソンホールシンポジウムとジェローム・パウエル氏の講演は、ほとんどの資産にとって重要なものとなるかもしれません。最後には、経済発表と決算報告があります。
ドル/円 金/米ドル ポンド/円 テクニカル分析 2019/08/10
ドル円(USD/JPY) テクニカル分析
■ドル/円を日足で分析すると
約1カ月半107円~109円のレンジで推移していたドル円ですが8月に高値109.31円を付けた後から大幅に下落し大陰線が形成されたことで、翌日にはさらに下落し、107円も割り込み週末の金曜日に、今年の二番底を更新しました。
これはトランプ大統領が中国への追加関税第4弾を発動すると発表したことが要因です。
また、7月の雇用統計は良好でしたが、米中貿易戦争の行方に対する不安からドル円はさらに下落し、106円半ばまで下落しました。
さらに週末の金曜日は7月米卸売物価指数(PPI)コア指数が予想を下回ったことで2番底を更新しました。
この状況で利下げが行われたらさらに3円ほど下落し、102円~100円まで下落すると推測します。
金/米ドル テクニカル分析
■金/米ドルを日足で分析すると
5日に1ドルあたり7元台と11年3か月ぶりの安値となったことでトランプ大統領が批判し、両国の対立が激化するとの見方が広がったこと、米経済指標も冴えない内容であったことからレジスタンスラインの1452$をブレイクし上昇しました。
オシレーター系のRSIも70台で推移していること、1489$で下値がささえられていることから下値は堅く、今後ドル安が進めば再び、1500$台まで上昇する可能性があると推測します。
ポンド/円(GBP/JPY) テクニカル分析
■ポンド/円を日足で分析すると
5月に高値 146.51円を付けてからは下落基調が継続し、約4カ月で134円まで下落し、さらに続落し今年の最安値を更新し127円まで下落しました。
今週の大きな下落な要因としては、4-6月期英GDP速報値が-0.2%となり、マイナス成長となったことを手掛かりに、ポンドは下げ幅を拡大しました。
今後、このまま続落した場合、2016年10月1日に付けた安値 124.78円を目指す可能性があります。
同様
先週のCPIにより、市場が反転後、私たちは米ドルの動きに注目しています。
今週は、楽しみなイベントが目白押しとなっています。米国雇用統計によって、景気後退となるのか?
最新ニュース
先週は激しい変動がありましたが、今週はよりダイナミックで不安定な動きになるかもしれません
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