簡単なデイトレード戦略(ローソク足パターン + RSI)
ローソク足パターンやオシレーターの知識を必要とする、貴重な戦略が多くあります。 しかし、そのどれもが利益を生むものではありません。 それらを使って取引を始めると、戦略が思うようにいかないという場面に直面することがあります。 取引戦略の確認を徹底的にやらないと、その様になってしまいます。 オシレーターとローソク足パターンに基づいた、幾つかの戦略をバックテストして、お客様に最適なものを選びました! RSIとブリッシュ/ベアリッシュ・エンガルフィング・パターン!
戦略設定
銘柄: EURUSD
インジケーター: 11thRSI
タイムフレーム: H4
リスクマネジメントルール: 0.1ロットで取引量を確定
ロングエントリーのルール
1. ブリッシュ・エンフルフィング・パターン形成を待ちます。 これは、下降トレンド終盤に形成される反転パターンです。 小さな赤ローソク足と、赤ローソク足を包み込むような大きな緑ローソク足で構成されています。 小さなローソク足の影は短いです。
2. ローソク足パターンは、RSIインジケーターが40レベル以下になることで、確認する必要があります。
3. パターンが確認されたら、次のローソク足でポジションをオープンします。
4. RSIインジケーターが70レベルを超えた時、上昇した時点でロングポジションを決済する必要があります。
上図では、EURUSDチャートのH1タイムフレームにて、この戦略の例を見ることができます。
ブリッシュ・エンガルフィングと呼ばれるパターンを形成後、RSIを確認してみると、40レベル以下の動きをしていました。 パターン後の次の強気ローソク足の始値1.12939で、ロングトレードを開始しました。 RSIが1.1340で70レベルを超えたところで、取引を終了しました。 461点を獲得しました。
ショートエントリーのルール
1. ベアリッシュ・エンフルフィング・パターン形成を待ちます。 これは、小さな緑ローソク足と、それに続く大きな赤ローソク足で構成されています。
2. ローソク足パターンは、RSIが60のラインよりも上にあることが確認される必要があります。
3. パターンを確認後、次のローソク足で売り注文を出す必要があります。 ベアリッシュであるはずです。
4. RSIインジケーターが30レベルを超え、下降した時点で、ロングポジションを決済する必要があります。
上チャートでは、RSIが1.1345で60レベルを上回り、ベアリッシュ・エンフルフィング・パターンが確認後、売り注文を出しました。 RSIが売られ過ぎのゾーンに入った後、1.1298でポジションを閉じました。 470点を獲得しました。
戦略のバックテスト
この戦略は、毎月と毎年テストされ、良い結果をもたらしています。
プロフィット・ファクターを見てみましょう。 この指標は、どれだけお金を稼いだか、そしてどれだけお金を損失したかを示しています。 預金3000ドル、レバレッジ1:100で1年間にわたりテストを行ったところ、プロフィット・ファクターは1.40となりました。 この図は1より大きいので、戦略は信頼できるといえます。 では、リカバリー・ファクターを見てみましょう。 これは、純利益の絶対値を最大ドローダウンで割ったものです。 リカバリー・ファクターは1.07で、これもまた1より大きいです。 つまり、口座はドローダウンから速く回復します。 口座サイズが3000ドルなので、最大ドローダウンが11%なのは、正常であると考えられます。
同パラメータで月足でテストしたところ、プロフィット・ファクターは2.06となリマした。しかし、リカバリー・ファクターは0.32となりました。口座の規模が3000ドルのため、最大2%のドローダウンは通常通りとなります。
まとめ
たった一つのオシレーターとローソク足パターンによる、作業戦略がお分かりいただけたと思います。 ぜひお試しください!