1日30pips取引戦略
1日30pipsとは、英ポンド/日本円などの変動の激しい通貨ペアで使用される取引戦略です。これは、このアプローチでは必要な利益率を得るために取引操作に広いスペースが必要だからです。また、ボラティリティの高い通貨はしばしばより明確な相場の反転ポイントを提供します。戦略で使用される時間枠は5分です。
適用指標
- 10日間の指数移動平均(EMA10)
- 26日間の指数移動平均(EMA26)
以下に、MetaTraderメニューの移動平均インディケータを選択する方法と、指数移動平均を設定する方法を表示されます。
主な考え
EMAの交差は、トレンドを定義するために使用されます。
EMA10がEMA26を下から上に超えて上昇し続ける場合、上昇トレンドのサインです。
EMA10がEMA26を上から下に超えて下落し続ける場合、相場に圧力がかかります。
取引の開始と終了
ステップ 1
EMA10がEMA26を交差するのを待ちます。これにより、ポジションを開く準備をするためのサインが得られます。さらに、以下のシナリオで説明するように、EMA10がEMA26を交差する方法により、取引開始の方向が特定されます。
ステップ 2
相場の理解を確認するために、価格がEMAによって示された方向に従うのを待ちます。
ステップ 3
観測されたトレンドに対するローカルな調整を待ちます。この綾戻しの高値/安値でポジションを開きます。目的は、調整が終わった後、価格が観測されたトレンドを再びフォローして通過する範囲を把握することです。以下にその事例を挙げます。
例:
売りポジション
英ポンド/日本円のM5チャートでは、下降トレンドが見られます。さらに、EMA10がEMA26を上から下に交差して下降を続けていることがわかります。そのため、下落トレンドで売ることにしました。ただし、すぐには売りません。代わりに、価格が2つのEMAの間の少なくとも中間点に到達するまで待ちます。次に、売りポジションを開きます。ストップロスは売りポジションの15-20 pips上に置かれるべきです。テイクプロフィットは30-40 pips上です。
買いポジション
同じロジックが上昇相場に適用されます。英ポンド/日本円のM5チャートでは、上昇トレンドが見られます。さらに、EMA10がEMA26を下から上に越えて上昇を続けていることがわかります。そのため、上昇トレンドで買うことにしました。ただし、すぐに買いません。代わりに、価格が調整の下がりで2つのEMAの間の少なくとも中間点に到達するまで待ちます。次に、買いポジションを開きます。注意:このシナリオでは、価格はEMAの中間点まで下がるだけでなく、さらに低下しました。これも許容範囲です。主な考えは、綾戻しがテイクプロフィットが有効になるまで最大の利益を得るのに十分重要であることを確認することです。ストップロスは買いポジションの15-20 pips下に置かれるべきです。テイクプロフィットは30-40 pips下です。
ご注意ください!
ご覧のとおり、テイクプロフィットとストップロスのレベルはポジションのオープンレベルからかなり離れています。そのため、これらのレベルに達成して戦略を機能させるには通貨の高ボラティリティが必要です。一方、同じ理由でこの戦略は比較的リスクが高いと見なされる場合があります。ストップロス(15-20 pips)からテイクプロフィット(30-40 pips)への比率は1:2です。トレーダーは、利用可能な資本及びリスク管理について慎重に検討しなければなりません。まとめとして、1日30pipsは、各取引で利益を上げるための興味深く積極的な戦略であると言えます。この戦略の使い方が簡単ですが、冷静な判断力を必要としています。一般的なトレンド分析とクロスチェックされると、トレーダーの武器庫に適したツールになるでしょう。