今週の最重要ニュースリリース

カナダの消費者物価指数

3月21日 14:30 GMT+2

2月におけるカナダの消費者物価指数は21日火曜日に発表されます。市場は前月比0.7％の上昇を予想しています。 CPI YoYは5.9%と予想されます。

カナダの失業率は5％と、比較的安定しています。失業率が低ければ低いほどインフレ率が高くなるというフィリップス曲線は、誰も取り消していません。

また、Ivey購買部協会指数によると、2月に物価が上昇したことは、カナダのインフレが拡大する可能性があることを意味します。

賛否両論ある状況です。一方では、インフレ率の上昇がBoCを利上げに向かわせるはずです。一方、アメリカのFRBは、商業銀行の問題があったため、利上げを一旦見送るでしょう。

インフレ率が予想を上回れば、CADは強まるでしょう。
そうでない場合、CADは下落するでしょう。

取引銘柄： USDCAD, EURCAD, AUDCAD

米中古住宅販売件数（2月）

3月21日16:00 GMT+2

米国全米不動産協会が、不動産市場の状況に関する統計を発表します。

全国の400のリスティングボードと地域の不動産業者のボードからデータを収集しています。通常、新築住宅の販売数の増加は、より大きな中古住宅販売数の増加につながります。

1月の新築住宅販売額は670K増加しました。一方、12月には602Kに急減しました。

その結果、当社では、事実が予想を大きく上回ると考えていません。

中古住宅販売件数が417万件を超えれば、USDは上昇します
そうでなければ、USDは下落する可能性があります。

取引銘柄：EURUSD、USDCAD、USDJPY

米国FRB利上げ決定について

3月22日20:00 GMT+2

米国FRBは水曜日に利上げを決定します。 CME Fedウォッチツールによると、市場はFRBがほぼ50％の確率で金利を現在の水準に据え置くとみています。 FRBが25bp引き上げて5％にすると50％。

米国のインフレ率は安定しています（コアCPIは5.5％）。 ‘金融当局にとって、インフレを抑えることと、銀行セクターを救うことのどちらが優先されるか’ということです。おそらく、パウエル氏は2番目の選択肢を選ぶでしょう。

言葉のシグナルにも耳を傾けることが肝心です。もし議長がFRBができるだけ早く金融引き締めに戻ることをほのめかせば、これは米ドル上昇のシグナルとなります。

FRBが金利を上げれば、USDは上昇します。
FRBが一旦停止して4.75%に据え置きますが、将来の利上げについて示唆を与えるなら、USDも上昇するでしょう。
もし、パウエル氏のタカ派的なシグナルがなく、レートが同じ水準に放置されるなら、USDは下落するでしょう。

取引銘柄：EURUSD、USDCAD、USDJPY

SNB利上げ決定について

3月23日 10:30 GMT+2

スイス国立銀行は、木曜日に金融政策を決定する予定です。

ここにサプライズはありません – レートは1%になるかもしれません。

スイスのインフレ率は+3.4％と歴史的な高水準で安定しています。

米国の状況により、SNBは新たな利上げを急がないでしょうが、市場はCHFを通常の安全資産と見なすかもしれません。

SNBがレートを上げればCHFは上昇します。
SNBが1％のままだと、CHFは変化しないかもしれません。

取引銘柄: USDCHF

イングランド銀行の利上げ決定について

3月23日 14:00 GMT+2

英国のインフレ率はわずかに回復しています。現在の水準は10.1％です。まだ非常に高い水準ですが、昨年中にBOEは積極的に行動し、4％に引き上げました。

ロイター通信によると、金利先物は3月23日の銀行金利が変更されない可能性を約40％としており、月曜日の時点では25％、先週は10％程度だったのが上昇しました。 4分の1ポイントの利上げに対するベットは約60%に減少しました。これは極めて論理的です。当社は、BOEのタカ派的な立場を信じていません。少なくとも今ではありません。