ドル円(USD/JPY) テクニカル分析 2022/08/24
USD/JPYは137.64円付近から急落し一時、135.80円まで下落した。
インフレ、利上げ、そして戦争間：EUR/USDの次は何か？
2022-06-24 ・更新
欧州中央銀行の金融政策に対する、緩和的な姿勢が更にユーロへ圧力を加えました。その影響で、EUR/USDは2020年5月以来の最低水準1.0756へと下落しました。 次はどこで止まるでしょうか？
ECBはどこで利上げを支持しているでしょうか？
予想通りECBは金利を据え置き、第3四半期に債券購入プログラムを終了することを確認しました。 クリスティーヌ・ラガルド大統領は、政策引き締めについて議論するのは”早すぎる”と述べており、資産購入プログラム（APP）の終了後”ある時点”で利上げが行われる可能性があると付け加えました。 この声明は幾つかの理由によって、進行中のハト派政策を保証しました：
- ロシアとウクライナ間で進行中の戦争は、ヨーロッパと海外の経済を傷つけることとなりました。
- エネルギーと商品価格上昇は需要に影響を及ぼしており、生産減速とインフレ増加につながります。
- 取引とサプライチェーンの混乱は、材料と投入の新たな不足を引き起こします。
ECBはユーロに圧力をかけて、連邦準備銀行はドルを支持しています
ECBが政策緩和に固執している影響で、EURは下落圧力にさらされ、短期的に更に下落する可能性があります。 米ドルは、連邦準備銀行タカ派のコメントで力を取り戻しました。
5月の会合では50ポイント、2022年の残り5回の会合ではそれぞれ25ポイントの利上げが見込まれている連邦準備銀行とは異なり、ECBは急いで利上げを行うことはありません。 連邦準備銀行は3月に最後の債券を購入して、同月に金利を引き上げました。 しかしながら、ECBでは時間がかかります。 ユーロ圏での一流ハイキングは、9月に訪れるかもしれません。
なぜユーロは下落し続けるのか？
- ECBの緩和的な姿勢は、それが金利を引き上げても、連邦準備銀行に匹敵することはできません。
- インフレ率が史上最高7.5％へと上昇し、これはウクライナ危機の中で成長率が鈍化したことによるヨーロッパの憂慮すべき状況となります。
- 石油価格は次の強気反発に備えており、エネルギー法案はヨーロッパを追いかけていることでしょう。
- ユーロ圏の景気後退に対する懸念の高まり。
- 米ドルの強さとあらゆる所からの支持：連邦準備銀行の、数年で最も急激な引き締めサイクル、米国財務省の利回りの力強い回復、ロシア・ウクライナ間の戦争中の世界市場の不確実性の継続。 ドルインデックス（DXY）は、100.00を超えて統合後、利益を拡大すると予想されます。これは、ここ2年で最高レベルとなります。
EUR/USDの次の動きは何か？
2020年4月にEURが初めて1.0800を下回った後、チャートは弱気状態がそのまま残っていることを示しています。 EUR/USDが1.0800（心理的レベル、2年間で最低レベル）を下回り続ける場合は、技術的な売り圧力が高まり、ペアを1.0770、1.0760、及び1.0730へと引き寄せる可能性があります。 次の大きな下振れ目標は1.0635となっており、2020年3月以来の最低価格です。
短期的見方も弱気であり、ペアは弱気移動平均を下回っています。
同様
ユーロドル(EUR/USD) テクニカル分析 2022/08/23
EUR/USDは1.00$を大幅に割り込み2002年12月以来の安値を更新した。
ポンド/ドル(GBP/USD) テクニカル分析 2022/08/19
GBP/USDは大幅に下落し7月22日以来の安値を付けた。
最新ニュース
ユーロドル(EUR/USD) テクニカル分析 2022/08/31
EUR/USDは1.00$を数回割り込むも再び、1.00$台を回復したことで1.00$付近には大きな抵抗がある
ドル円(USD/JPY) テクニカル分析 2022/08/30
USD/JPYは138.99円まで上昇し7月15日以来の高値を更新した。
金(XAU/USD) テクニカル分析 2022/08/26
金(XAU/USD)は3日間続伸したが1765$付近で上値が重たくなり反落か？
