ドル円(USD/JPY) テクニカル分析 2021/11/30
ドル円(USD/JPY) テクニカル分析
■ドル円を日足で分析すると
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の感染拡大への懸念から、前週末に今年最大の下げとなったダウ平均が一時380ドル超上昇すると投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し大幅に下落し一時、113円まで下落。
しかし、昨日は米長期金利の指標である米10年債利回りが1.56%台まで上昇したこと、10月米住宅販売保留指数が前月比7.5%上昇と予想の1.0%上昇を大幅に上回ったことで一時113.96円まで上値を伸ばした。
その後、ダウ平均が下げに転じるとドル円にも売りが出て113.56円付近まで下押ししたものの、バイデン米大統領が「現時点でロックダウンは考えていない」との見解を示すと、米経済の先行きに対する過度な懸念が後退しダウ平均が再び350ドル超上昇しドル円も113.83円付近まで強含んだ。
今後の動向として、オミクロン株の情報には警戒をする必要があるが113円付近で下値が支えられたことでまだ、上値を試す可能性がある。
■ドル円 レジスタンス&サポートライン
レジスタンスライン:114.50円
サポートライン:113.00円