ドル円(USD/JPY) テクニカル分析 2021/07/14
ドル円(USD/JPY) テクニカル分析
■ドル円を日足で分析すると
週初めから3日続伸したことで7月8日の高値 110.67円を本日は更新しました。
昨日の値動きから見ると、時間外の米10年債利回りが小幅に低下したことが相場の重しとなり、一時110.20円と日通し安値を付けたものの、6月米消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回る内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となり一時110.56円まで値を上げた。
その後、米長期金利が低下に転じると一時110.29円付近まで下押ししたものの、「低調」な米30年債入札を受けて米10年債利回りが1.42%台へ戻すと、全般ドル買いが活発化したことで一時110.65円と日通し高値を付けた。
また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するデイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「物価上昇は一時的なものとして見ている」「テーパリングについて議論するのは適切」「年末か来年早々のテーパリングに向けて状況が整う」などと述べた一方、利上げについては「議論するのは時期尚早」との考えを示したが、相場の反応は限られた。
この上昇で再び、上昇型チャンネルラインの中へ戻ってきたことで再び、111円を試す動きとなるかが注目される。
■ドル円 レジスタンス&サポートライン
レジスタンスライン:111.10円
サポートライン:110.00円