CAD/JPY テクニカル分析 2018/12/10
最近の動向
・CAD/JPYは、12/03に高値 86.23円を付けてからは急激に反転し、一時、83.55円まで値を下げましたが底値から反発し84円後半で先週末はクローズされました。
・先週木曜日には日足で下ヒゲ付きの大陰線が形成されましたが金曜日には上ヒゲ付きの大陽線が形成されたことで週足では下ヒゲ付きの大陰線が形成させています。
CAD/JPY 日テクニカル分析
カナダドル/円 重要なサポート&レジスタンス
第2レジスタンス:85.25円(直近高値)
第1レジスタンス:85円(200日移動平均線&転換線)
第1サポート:84.30円(前回レジスタンスライン)
第3サポート:83.55円(前日安値圏)
カナダドル円は12/03に高値 86.23円を付けてからは急激に反転し、移動平均線のSMA200も割り込み、一時、83.55円まで値を下げましたが底値から反発し84円後半で先週末はクローズされました。
先週の木曜日と金曜日に日足で下ヒゲ付きの大陰線上ヒゲ付きの大陽線が形成されたことで週足では下ヒゲ付きの実体の長い陰線が形成されていることから反発はしたものの依然売り圧力が強いことを示唆しています。
しかし、実態とヒゲの長さがほぼ同じなので反転する可能性もあります。
CAD/JPY 4時間足テクニカル分析
4時間足で分析すると
フィボナッチ・リトレースメントでは、
一時、フィボナッチの50%超えをしましたが、売り圧力が強く、押し戻され38.2%まで押し戻されています。
12/07の16時のローソク足ではトンボが形成されたことで売り買いの攻防の後、売り圧力が勝り下降しました。
これは、カナダ中銀の金融政策イベントを背景に下落したこと、時間外のNY原油先物が下げ幅を拡大しているのも嫌気されたことが要因です。
しかし、カナダ11月の失業率と雇用ネット変化率は共に予想以上の好結果となり、失業率は40年以上ぶり水準に低下、雇用者増も過去最高水準を記録したこと、原油高騰と相まって、ドルが大幅反落し、カナダドル円は一時、85円台を回復しました。
今後の展開と注目事項
・上昇トレンドラインを割り込むか否かに注目をしながら一旦は様子見をして方向性を定めたい。
・カナダ・ドルは原油相場の上昇により、産油国通貨のカナダ・ドルがサポートされている。
・ブルームバーグによると、主要産油国で構成する石油輸出国機構(OPEC)は7日、ロシアなど非加盟国を交えた拡大会合をウィーンで開催しているが、日量120万バレルの減産で合意した。